ET-83D (EF100-400mm F4.5-5.6L IS II USM) の塗装について  (12/27現在)

最初の塗装を終えました。 ^^/



当面は、この仕様でご注文を受け付けたいのですが、
実は、塗料が少なくなっていたので、新たに調色を行いました。
急いで行ったので、ちょっと色がずれてます ^^;;
折角なので、このレンズとの色のバランスを見て調色したいと思います。

どのレンズもそうなのですが、例えば、EF70-300mmL、鏡胴部分の白い個所、部品毎にかなり違った色に見えます。特に先端部分は、多分、意図してだと思いますが、白っぽくなっています。
先に行くほど、白っぽく、というバランスのようです。
これに対して、フードが黒っぽくなると、非常にバランスが悪く感じますので、先端部分の色程ではないにせよ、フードは若干白っぽくして、全体のバランスをとっています。
ただ、光(太陽光・蛍光灯)や表面の反射の強さによって、見え方はかなり違います。調色には毎回苦労します ^^;;

新型100-400もバランスを考慮しなければ、とは思うものの、実物がありません T_T

そこで、レンズをお送り下さる方を募ります。(先着1名様)
レンズをお送り頂いた方には、今回公開した仕様での塗装を、半額で実施致します。
(発売直後に入手されたレンズを預けてもいいよ、という方、なかなかいらっしゃらないかもしれませんが…)

レンズをお送り頂く方がいらっしゃいました。(1/6追記)

尚、一般のご注文の受け付けは、調色後受け付けます。
受付開始は1月の後半になる見込みです・・・(1/6追記)
価格は、暫定的に \20,000(税別)とします。
…他のフードよりお高いですが、以下をご覧頂ければ、納得頂けるかと思います。

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最も懸念した、窓周りの塗装端の処理
(前回記載しましたように、安全性に関わる事項ですので最重要項目でした)



マスキングをして、厚く塗装しますので、どうしてもバリが残ってしまいます。
従って、一旦塗装を行った後、マスキングを剥がして、バリを削ります。
その後、もう一度、マスキング・養生して、仕上げを行います。
塗装端が、指に掛るようなことは無く、非常に滑らかに仕上がっています。
また、外観上も綺麗に仕上がっています。
細かな部分ですので、ピンセットでの作業になる、非常にデリケートな部分です。

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レンズへの装着部分など



最近発売された、広角や標準レンズのボタン式のフードは、全て似たような機構や構造なのですが、他のフード同様に、レンズとの接触部分への塗装は避けなければなりません。
段差がありますので、この段差部分まで塗装するのが一番良い方法なのですが、この部分、マスキングテープが付きません。(狭いことと、表面の仕上げの状態によって)
なので、ちょっと特殊な方法でマスキングしています。
(他の広角や標準レンズでも行っていますので、不安材料はありませんでしたが、兎に角、手間が掛ります)


尚、窓本体とボタンには、塗装は行っておりません。
ボタンは、ご要望があれば、塗装します。

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ご注文の対応と並行して、窓周りに関して、色々なテスト・確認を行います。
今後、仕様の変更・或いはバリエーションの追加があるかもしれません。

まずは、今回塗装したフード、窓周りの未塗装面をクリア塗装してみます。
窓との隙間が狭いので、窓の取っ手部分の横側、少し削るかもしれません…
どのみち、このフードは潰すしかないんでしょうね… ^^;;

上手くいけば、その次は、「エムラボスペシャル」の窓本体を未塗装のバージョンです。

そして、最後に「エムラボスペシャル」
削る個所が多く、凄く大変そうです。
当分先になります。ひょっとしたら、断念することになるかも…








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